心在香港

香港大好き❤香港謎のブログ

香港太子の潮州料理店『好菜館』

香港料理と言えば、広東料理。この広東料理もまた潮州料理、客家料理、順徳料理に細分されるんですよ!

 

 

潮州料理は、中国広東省(中国の南の方)の潮州市と汕頭市で主に食べられている郷土料理。

 

 

海が近く、海の幸が豊富♫

冷凍技術がまだ発展していなかった頃に、大量に水揚げされた海産物をなんとか素材の旨味をそのまま保つことはできないかと、漁師さん達が乾燥させたり、火を通したり、塩漬けにしたりなどの保存方法を考え出したんだとか。

 

 

香港の街中を歩いていると「打冷(だあらん)」という文字の看板をちょくちょく見かけるんです。これって潮州の屋台料理屋さんのことなんです。

 

 

打冷の由来は諸説あるんです。中でもよく知られているのが、広東語の「打冷」の発音が潮州語の「打人」(人を殴る)と同じ発音とのことから人を殴るという意味。それがどうして食べ物と関係あるの?って疑問に思いますよね。

昔、香港で暴力団の闘争が激しく、無銭飲食が横行していた。潮州料理の小さなお店が多く集まる場所で無銭飲食があると、みんなで団結してその輩をあっという間に叩きのめした。それから潮州料理を打冷と呼ぶようになったとか。

 

 

香港人の友人が連れて行ってくれた太子駅(プリンスエドワード)から歩いて5分ほどのところにある潮州料理レストランの「好菜館」。

地元の人が行きつけのお店で食べたいなぁとお願いしたら、ここのお店に連れて来てくれました。

 

 

こじんまりとしていて、レトロな内装の店内は落ち着いた雰囲気。

 

 

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注文したのは、「魚飯」、「沙茶牛肉炒芥蘭」、「魚蛋」、「蠔仔烙」、「烚花甲」、「娃娃菜浸汕魚蛋」そして写真を撮れなかった「水晶雙輝」と、「清水雞」。

 

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魚飯(ゆぃふあん)は、「日本人がよく頼むんだよ〜」なんてお店のお兄さんがしきりに勧めてました。

飯というぐらいだから、お魚の炊き込みご飯だ!と思っていたら、お魚だけで、お豆の特製ダレをつけていただくお料理でした。

他のお料理方が美味しかったかな。

 

お魚を煮込んで、冷ましてたもの。魚飯と言われるその訳は、潮州汕頭人にとってお魚は、ご飯の代わりとして食べるというくらい重要な存在だからなんですって。

 

 

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沙茶牛肉炒芥蘭(さあちゃあおよっくちゃおがいらあん)は、牛肉とカイランという菜っ葉を沙茶醬というタレで炒めたもの。

沙茶醬は、潮州汕頭地方でポピュラーで、マレーシアやインドネシアの串焼きに使われてるサティソースを改良したものだとか。

これ美味しかったわ♫😋😋

 

 

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蠔仔烙(ほぉじゃいろっく)は、ちっちゃな牡蠣がたくさん入ったオムレツ。潮州料理といえば蠔仔烙というほど潮州料理の代表的なお料理。魚醤をつけていただく。これも美味しかったな😋

 

 

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烚花甲(はっふぁが)は、あさりによく似たイヨスダレという貝の蒸し料理。

ピリっと辛くて美味しかった。結構バクバク食べちゃいました♫😋😋

 

 

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娃娃菜浸汕頭魚蛋(わーわーちょいじゃむしょいゆぃだあん)は、お魚のボールとお野菜のスープ。

 

 

どれも結構あっさりしたお味で、日本人好みかも。

うちでは沙茶牛肉炒芥蘭と水晶雙輝(潮州の蒸し餃子)が中でも好評でした😋

 

 

そうそう、ちょうど映画『七福星』に出ていた俳優さんがプライベートでお友達?とお食事に来てました!

 

 

結構芸能人とかプライベートで来るお店なのかな?今度行った時はまた誰かに会えるかな⁇